去る３月２２日に、三笠宮家の瑶子女王殿下が鹿児島市で開催された介護フェスに御臨席されました。介護フェスでの御講演後、３日間にわたり鹿児島県内の施設や病院等を御公務として御視察されました。弊社にも御講演終了後、御視察にお越しくださいました。皇室の方が御訪問下さるなんて一生に一度もないことです。ご利用者にこの感動を味わって欲しいと思い準備を進めていきました。

　瑶子様は、弊社ビルにお住まいの対話支援機器コミューンを利用しているご利用者宅を御訪問され、コミューンを使って御話をされました。最初はご利用者も私達（担当サ責と松下で対応）もとても緊張したので、私達がご利用者に話しかけても、聞こえていないかのように、一人でしゃべり続けてしまい私達も焦ってしまいましたが、私達に変わり瑶子様がゆっくりと話しかけると、ご利用者も落ち着きを取り戻しました。そして瑶子様が「私の名前を覚えておいてください。私の名前は、よ・う・こ」と言われると、ご利用者も続けて「よ・う・こ」と言いました。思わず拍手です！！感動の瞬間でした。瑶子様の親しみやすく優しいお人柄に、ただただ感謝するばかりでした。

　デイサービスでは、鹿屋体育大学が考案した貯筋運動を瑶子様もご利用者と一緒にされました。また、９８歳になられるご利用者との会話も弾みました。とても微笑ましい会話でした。ご利用者、私達職員皆、瑶子女王殿下のお人柄に触れ、たくさんの感動と生きる力を頂きました。